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野口 宏; 福谷 哲*; 横山 須美*; 木内 伸幸
Radiation Protection Dosimetry, 93(2), p.167 - 172, 2001/00
被引用回数:7 パーセンタイル:48.66(Environmental Sciences)大気中トリチウム水蒸気の水表面への沈着を、12日間にわたって大気中にトリチウム水蒸気が存在してきた野外環境下で調べた。トリチウム水蒸気の大気と水間の交換速度が大気中及び水中トリチウム濃度などから求められた。その結果、野外での平均交換速度は以前の室内実験での値の約3倍であることがわかった。さらに野外での交換速度と気象条件との関係を解析するため、重回帰式を導出し、風速と気温が影響していることを明らかにした。
野口 宏; 福谷 哲*; 横山 須美; 木内 伸幸
KURRI-KR-61, p.18 - 25, 2000/00
1994年のカナダにおけるHT野外連続放出実験において小容器内に入れた水への空気中HTOの沈着挙動を調べた。空気及び水中HTO濃度と蒸発速度の観測値から、空気-水間のHTO交換速度を求めた。また、交換速度は日変動があること、その平均値は室内で測定された交換速度の約3倍であることなどを明らかにした。交換速度の変動に影響する気象因子を解析したところ、風速が大きく影響することがわかったが、温度については明確ではなかった。このため室内実験を行い、これらの因子の影響を調べた結果、温度も影響することを確認した。これらの結果から、空気中HTOの環境モニタリングに対する水サンプラの適用性についての基礎資料が得られた。
松井 浩
エアロゾル研究, 8(2), p.139 - 152, 1993/00
曲管内のエアロゾル粒子沈着について従来報告されている沈着速度式は、ある程度まで実験値を説明するのに役立っているが、必ずしも十分な精度で沈着速度を推定することはできなかった。そこで、本報では、水平管内の粒子沈着速度式の誘導において用いた自由飛行モデルと二,三の仮定を曲管内の沈着に適用して曲管内の沈着速度式を求め、実験値との比較により式の妥当性を検討した。また、曲管内の固体粒子の跳ね返り関数として垂直管に対する跳ね返り関数を基に経験式を求め、その有効性を検討した。
松井 浩*; 村田 幹生
エアロゾル研究, 7(3), p.230 - 239, 1992/00
エアロゾル濃度を精度よく評価するためにはサンプリング配管への粒子沈着率をできるだけ正確に推定する必要がある。本論文では、従来の理論にみられた粒子の自由飛行開始点における問題点を除くとともに、粒子径の小さい粒子に対しては分子拡散係数を導入し、また、大きい粒子に対しては乱流コア内の粒子運動と渦運動とのずれを想定した補正係数を導入することによって、粒子径およびレイノルズ数の全範囲にわたって適用できる新しいエアロゾル沈着速度式を開発した。実験値との比較ではよい一致性をみた。
松井 浩; 野口 宏
エアロゾル研究, 7(4), p.346 - 355, 1992/00
エアロゾルサンプリング用水平管内のエアロゾル粒子沈着の式を、前報の垂直管における沈着式に用いた粒子の自由飛行モデルに関する仮定及び実効乱流拡散係数を適用して誘導した。また、誘導にあたって乱活コア内の粒子運動と渦運動とのずれに対する補正係数を導入し、乱流コア内の粒子運動に対するレイノルズ相似則の適用を一層合理的なものにした。誘導した沈着速度式から求めた計算値は文献における実験値とよく一致した。
松井 浩; 大畑 勉; 吉田 芳和
JAERI-M 6004, 27 Pages, 1975/02
サンプリング用配管内のエアロゾル沈着率を容易に計算できるようにするため、これまでに成立することが明らかになった沈着の式によって、沈着率計算図を作成した。図は、水平直線管における単分散エアロゾルの沈着率を、粒径、管長、流速の種々の値に対して示し、密度、管径については、本図からの換算方法を示した。また、多分散エアロゾルおよび垂直直線管、曲管などの扱い方にも簡単に言及した。
松井 浩; 吉田 芳和; 村田 幹生; 大畑 勉
Journal of Nuclear Science and Technology, 11(7), p.300 - 307, 1974/07
被引用回数:5サンプリング配管におけるエアロゾル粒子の沈着は、濃度評価に誤差を生じさせることになる。水平管の場合、層流域での沈着率は、重力沈降および拡散による沈着の式によって評価できる。乱流域については、二つの方法が提示されている。一つは吉岡らの沈着速度の式を用いる方法であり、他の一つは著者らの外挿法(層流域での沈着式を乱流域へ外挿したものと乱流域での沈着式との和)である。本報では、上記二つの方法の妥当性を実験により検討した。とくに、重力沈降の乱流域での沈着に与える影響、および乱流域での沈着率に対する管璧の粗さの効果について述べる。